大豆は「畑の肉」と言われる様に、栄養価が高い食品のひとつです。ここではその中でも最近特に注目されている「大豆たんぱく質」と「大豆イソフラボン」のお話をします。
大豆タンパク質には体の中では作ることのできない必須アミノ酸をバランスよく含みます。牛乳や卵の白身と同等の生化学的にも価値の高い栄養成分です。また、筋肉の増強、ストレスの軽減、免疫システムの維持などを促進するアミノ酸のアルギニンを多く含むといった特徴もあります。
大豆タンパク質には体の中では作ることのできない必須アミノ酸をバランスよく含みます。牛乳や卵の白身と同等の生化学的にも価値の高い栄養成分です。また、筋肉の増強、ストレスの軽減、免疫システムの維持などを促進するアミノ酸のアルギニンを多く含むといった特徴もあります。
大豆タンパク質には、体脂肪の燃焼を促進し、体脂肪の蓄積を抑えるといった働きもあります。ダイエット中は、栄養バランスが崩れがちになるため、タンパク質の補給は欠かせませんが、そのようなときにも大豆タンパク質は最適です。
イソフラボンとは植物の機能性成分で、大豆に多く含まれている成分です。緑茶のカテキンなどと同じ仲間で、抗酸化性を持ち、成人病をはじめ骨粗しょう症や更年期障害の抑制効果が期待されています。
骨粗しょう症は、加齢や運動、食事内容などいろいろな要因が重なって、骨からカルシウムやタンパク質が溶け出すことで起こります。女性ホルモンの欠乏が関係しているため、女性に多い疾患であり、さらに最近では偏った食生活や無理なダイエットによって、若い女性に『骨粗しょう症予備軍』が増加しているといわれています。女性は閉経を迎えると卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することで骨量の減少が起こり、骨がもろくなります。イソフラボンはエストロゲンのような働きをし、カルシウムやタンパク質の溶出を軽減する効果が期待されています。
更年期障害には女性ホルモンが関係しています。体内で作られるホルモンはある年齢を過ぎると徐々に減少していきますが、更年期障害は女性ホルモンの分泌が少なくなることによって起こる症状です。大豆イソフラボンには女性ホルモンと同様の作用があり、症状を和らげるとの効果が報告されています。また、乳がんは、エストロゲンが過剰に分泌されることにより、発症しやすく、イソフラボンはエストロゲンが体に過剰にあるときには、その働きを弱めることで乳がんを予防すると考えられています。
煎り大豆100g中の栄養成分(当社製品分析) | |||
---|---|---|---|
熱量 | 457kcal | イソブラボン | |
たんぱく質 | 36.0g | ダイジン | 140mg |
脂質 | 17.6g | ダイゼイン | 1.70mg |
炭水化物 | 38.7g | ゲニスチン | 150mg |
ナトリウム | 6mg | ゲニステイン | 1.9mg |
食物繊維 | 16.3g |
煎り大豆100g中の栄養成分(当社製品分析) | |
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熱量 | 457kcal |
たんぱく質 | 36.0g |
脂質 | 17.6g |
炭水化物 | 38.7g |
ナトリウム | 6mg |
食物繊維 | 16.3g |
イソブラボン | |
ダイジン | 140mg |
ダイゼイン | 1.70mg |
ゲニスチン | 150mg |
ゲニステイン | 1.9mg |